日本手術看護学会 中国地区

イベントレポート

EVENT REPORT

2025.12.22

日本手術看護学会中国地区 岡山分会 DAMセミナー(中級編)

2025年12月6日に岡山分会主催のDAMセミナーを開催しました。 各4名の3グループに分かれて、普段目にしていますが、実際には使用した事のない器具を実際に使用したハンズオンと、こういう場合には、どう対応できるかというシナリオトレーニングの2部構成で行いました。 参加者は手術室経験年数3年目~17年目の方まで幅広い方々のご参加を頂きました。 


ハンズオンでは、ラリンゲルマスク挿入・マックグラスでの挿管・ファイバー挿管・輪状間膜穿刺など様々な経験をしました。実際に施行する経験を通して、看護師としてどう介助していくと医師が操作しやすいかも合わせて学ぶことも目的としていました。 

アンケート結果(回収率67%)においても100%の満足度を得ることができました。「麻酔科先生がやろうとしている手技やモニター上で自分がどうアシストすればいいのかヒントをもらった」「役割や何をどう共有しておくのか、準備しておくのか言葉にすることの大切さを改めて考えることができた」「セリック法の力の入れ具合のやり方は自施設ですぐやってみたい。どうしたら理解してもらえるのか楽しく覚えてもらえるのかの指導周知のやり方の参考になった」などの回答が得られました。


シナリオトレーニングでは、各グループに特定行為終了看護師がそれぞれアドバイザーとしては入り、肥満患者・扁桃腺摘出後の術後出血の2症例を通してどう対応していくか、を学んでいきました。

アンケート結果において、こちらも88%の満足度を得ることが出来ました。「今後同じことが起きた時の具体的行動、対策に繋がる内容だった」「考えられなかった準備や対応ができることになるため、本当に有意義な内容だった」「現地教育および、新人教育に活用できる。また、実際に挿管困難症例に対峙した際の参考になる」などの回答を得られました。


3時間の中で、充実した研修内容となったのではないかと思います。ご参加くださった皆様、櫻井先生、特定行為終了看護師3名の皆様、ありがとうございました。


その他意見としては、「他施設の看護師や、特定看護師の方の話を聞いて、挿管困難症例の実際を知ることができた。とてもいい勉強になった」「もっと多くの人に参加してもらいたい」「現場に活かせる内容で、また他院のナースと意見交換する場であり、他の施設の工夫や考え方を知れたことも、非常に有意義だった。」との回答も得られております。

他施設の方との交流もできる良い機会になるのではないかと思います。


次年度も開催予定です。少人数の研修になりますので、申し込みはお早めにお願いします

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