日本手術看護学会 中国地区

中国地区学会 開催概要

CONVENTION

第62回日本手術看護学会中国地区開催にあたって

第62回日本手術看護学会中国地区開催にあたって


令和7年2月吉日

第62回日本手術看護学会中国地区

大会長(山口分会) 丸岡 聖路


 

 この度、第62回日本手術看護学会中国地区を『つくろう 周術期看護の未来〜私たちが守るべきもの〜』を学会テーマに、令和7年6月21日(土)に〈歴史と海峡の街〉下関市で開催いたします。昨年の広島に続き現地開催できます事は、大変光栄であり、周術期看護に携わる皆様、そして関係各位の皆様のご理解とご支援に心より感謝申し上げます。

 看護を取り巻く環境は、少子高齢化の進展や医療技術の進歩、医療提供の多様化などにより大きく変化しています。しかしその中にあっても変わらず手術室看護師に求められるものは、手術を受ける患者に寄り添い、様々な専門的知識をもとに患者が安心・安全な手術を受けられるよう援助することではないでしょうか。

 今回の中国地区学会では、患者中心の考え方を根底として、質の高い医療の提供に欠かすことのできない「安全」をキーワードにしています。安心・安全な手術看護を提供するために私たち手術室看護師は、何をするべきなのかを考え、深く探究する機会となればという思いからテーマを決定し、特別口演・シンポジウムを組んでおります。

 特別公演では、大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部教授・部長 中島和江様に「手術チームのノンテクニカルスキルはどのように発揮されているか」というテーマでご講演いただきます。シンポジウムでは「手術室における医療チームを再考する~それぞれの立場で大切にしている安全管理とは~」として、川崎医科大学 麻酔・集中治療医学 戸田雄一郎様をじめとして、臨床工学技士、薬剤師、手術看護認定看護師の方々をシンポジストにお迎えし、手術室の医療安全に対する考えや安全を守るために行っている事、事例などについてご講演いただきます。先生方のご経験を踏まえた貴重なお話を聞かせていただき、「安全」について考え、意見交換が行える場となればと思っております。現地開催の利点を活かし、活発な意見交換が行われることを楽しみにしております。

 最後に、今学会が周術期看護に携わる皆様にとって、有意義で実りある会となりますよう、員一同、総力を挙げて取り組んでまいりますので、多くの方の皆様にご参加いただけますことを心より祈念し、お待ち申し上げております。

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