日本手術看護学会 中国地区

イベントレポート

EVENT REPORT

2025.10.18

2025年度日本手術看護学会中国地区 島根分会 DAMセミナー(初級編)

10月4日(土)にDAMセミナー(初級編)を開催しました。15名の定員を上回る多くの申し込みをいただきありがとうございました。研修者に満足度の高い研修になることを考え調整させていただいたため、参加できなかった皆様には大変申し訳ございませんでした。次年度も同様の研修を企画していきますので、次の研修でお会いできることをお待ちしております。

初級編のため17名中11名が1年目の方、それ以外も2~3年目の島根県内施設の17名の参加者をお迎えして研修を開催することが出来ました。ご参加くださった皆様ありがとうございました。

研修会は気道管理、鎮静管理に関する基礎知識と各デバイスの使用方法を習得し、臨床での実践に繋げることを目的としました。ハンズオンでは第1ブースをビデオ喉頭鏡とし、マックグラスを使いながら挿管介助を含めた体験や体位の取り方、エアウェイスコープの組み立て方、BURP法を学びました。第2ブースを最適頭位・LMG/GEBとし、ラリンジアルマスクのプロシールの特徴と準備の仕方、i-jelの特徴と準備の仕方、GEBの使い方を学びました。第3ブースをマスク換気・二人法・エアウェイ・TAMとし、体位の取り方や枕の入れ方、バックバルブマスク換気を一人法や二人法で実践し、経口エアウェイや経鼻エアウェイの対応とサイジングについて学びました。

その後講師の先生による気道管理の基本についての講義を受講後、グループに分かれての3つのシナリオトレーニングを行いました。シナリオは①後屈制限に備える②迅速導入~フルストマックの場合~③肥満には要注意の3つで手術室でもよく経験する症例でした。事前情報を基にグループ内で必要な情報を確認し、準備や分担を決めて実践し、振り返りを行いました。どのグループも活発な意見交換や役割分担を行い、実践ではブリーフィングも行われ、ハンズオンや講義で学んだ知識が活かされていました。参加者からは「ハンズオンと講義をしてからシナリオができて非常に学びとなりました」「事前準備や麻酔科とのコミュニケーションをしっかりとっていきます」などの感想がよせられました。次年度も現場のニーズに沿った研修会を企画していきます。

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